アンケート1の結果

質問

「大勢で順番を決める時、『各自グー・チョキ・バーのうち好きなものを出し、一人異なるものを出した人から時計回りに順番を割り振ってゆく』というジャンケンのことを、何と言いますか?」

結果

アンケート1の結果
得票数
(百分率)
内訳
京都市内京都府内京都近県(府)近畿以外
みんぎりまわり 19(47.5%) 19* 0 0 0
右回り 7(17.5%) 3 2(宇治市・亀岡市各1) 1(大津市) 0
すくないもんがち 2(5%) 0 1(宇治市) 1(滋賀県) 0
特にない 12(30%) 1 1(長岡京市) 3(大阪市2・枚方市1) 7(千葉県4・東京都2・神奈川県1)

解説

 「みんぎりまわり」が最多で19票を集めました。この項目に投票なさったのはみなさん京都市の方でした。

 次に多かったのが「右回り」で7票でした。この言葉の分布域は「みんぎりまわり」よりは広いらしく、京都府下や大津市でも使われているようです。

 「みんぎりまわり」と「右回り」とが同系の言葉であろうということは想像に難くありませんが、面白いのはそれぞれの項目に投票なさった方の年齢層です。
 「みんぎりまわり」に投票なさったのは、「京都市内の小学校出身の20代から30代にかけての方」であるのに対し、「右回り」に投票なさった方は、郁文学区(下京区)ご出身の20代の方お一人を除いて、「京都市中心部の小学校出身の40代の方」か「京都市周辺部の小学校出身の10代の方」かに大別されます。
 サンプルが少ないので確たることは申せませんが、ひょっとすると「みんぎりまわり」というのは、この「右回り」から比較的最近派生した言葉で、京都市内の30代以下の層にしか分布していないのかもしれません。

 「少ないもんがち」と答えた方は、宇治市の小学校出身の20代前半の方と、滋賀県の小学校出身の10代後半の方のお二人でした。
 ここで目を引くのは、先ほどの「右回り」にも宇治市の方が一人投票なさっている点です。同じ宇治市内でも地域により「右回り」だったり「少ないもんがち」だったりするのでしょうか。

 「そのような決め方をするじゃんけんはない」と答えた方は、朱雀第三小学校出身の40代の方を除いては、いずれも京都市外の方でした。
 この項目に投票なさった方は、東京・神奈川・千葉など関東地方の方が多かったのですが、意外なことに大阪の方も3人投票なさっています。
 想像以上にこの「みんぎりまわり/右回り」というじゃんけんは、分布域が狭いのかもしれません。


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