近世京都・大坂アクセント一覧

「あ」 「い」 「う」 「え」 「お」
「か」 「き」 「く」 「け」 「こ」
「さ」 「し」 「す」 「せ」 「そ」
「た」 「ち」 「つ」 「て」 「と」
「な」 「に」 「ぬ」 「ね」 「の」
「は」 「ひ」 「ふ」 「へ」 「ほ」
「ま」 「み」 「む」 「め」 「も」
「や」
「ゆ」 「𛀁」 「よ」
「ら」 「り」 「る」 「れ」 「ろ」
「わ」 「ゐ」
「ゑ」 「を」

※以上に記載されているアクセントは、京ことばがまだ日本語の中心的役割を果たしていた頃のものです。そのため現代の京阪アクセントとは一部異なる点があります。

2014年1月追記:このコンテンツは一度抜本的な見直しが必要と考えています。

この一覧について

 この一覧は、『日本語アクセント史総合資料』(秋永一枝 ほか編/東京堂出版)に掲載されている語のうち、今日でも一般に使われているものや、理解可能と思われる語すべてについて、同資料を参考に、中世から近世にかけての京都ではどのようなアクセントであったのかを推定したものです。

 体言、特に複合名詞は、原則としてサンプルが複数存在し、かつそれぞれのサンプル同士が矛盾していない、比較的確度の高そうなもののみを掲載しました。なおここでいうサンプルには、上記総合資料に記載されているアクセントに加え、現代の京都アクセントや、現代の東京アクセントから核を1拍前にずらしたものも含みます。

 用言はアクセント型単位ではなく、活用によるアクセントの変化パターンを基にした類別(平安時代の高起式に由来する1類/同低起式に由来する2類/歩く・隠す・美味しい等、南北朝期の体系変化後にあっても低起で無核で3拍以上の語幹を有するもの/おる・宣う等、核の位置が固定されているものの4種類)を単位として推定作業を行ったため、たとえ平安・鎌倉期等体系変化前のサンプルしかないような語でも、類が分かれば原則として推定の対象に加えました。
 そのため正直に申しまして、用言の中には“要再検証”な語も混ざっています。

参考資料

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