当サイトでは内容を分かりやすくするための一環として、専門用語の使用はこれまで極力控えてきました。しかし音韻・アクセントの部においては、専門用語を排除したせいでかえって記述が冗長になったり、説明がしづらくなったりと、デメリットのほうが多くなってきたことからこの度方針を改め、ごく基礎的な用語に関しては充分な説明を添えたうえで専門用語でも使うことにしました。
その第一弾として、今回分離独立させました「京都アクセントの体系」の章に、「式」と「核」についての解説を加えました。
なお章を分割した影響で、音韻・アクセントの部の旧2-3「『遅上がり」という発音癖」以降の章番号が一つづつ後ろにずれていますが、URLは従来のままです。
また上記の頁以外にも、●○式表記を、実際の音調型ではなく音韻を表すために使っている箇所の修正も一部行いました(参考)。
「近世京都・大阪アクセント一覧」を更新。
上2つは近世京都で実際に使われていた語形に合わせた変更です。
下4つは「方言・音声研究会」へ寄稿した際、気づいたことを踏まえた変更です。
当初1頁に収まる程度の内容しかなかったため「資料室」に置いておいたのですが、その後追記を重ねてゆくうちに規模が大きくなってしまいましたので、この度「京言葉」サイトから独立させました。
以下の更新履歴からも、「二つの『え』の話」に関するものはすべて、新設した「二つの『え』の話」側の履歴ページへ移しました。
余談ですが当サイトには、「トップページから主要なページへはクリック1回で、資料色の強いページへはクリック2回以内で行けるようにする」というポリシーがあります。ところが「二つの『え』の話」は増築を重ねるうちに、3回クリックしないと辿り着けないページが出来てしまっていました。これも今回分離した理由の一つです。
2009年7月10日に行った改題を反映して、以下のページのリンクを修正(内容は変わっていません)。